初心者のオッサンが水泳に挑戦してみた ①

おっさんになってから水泳を始めた。
はじめる前はクロールをせいぜい10メートル泳げるかどうかくらいだった。
つまりほとんど泳げなかった。
結論からいうと1年でバタフライ25メートルに成功した。
まだ途中経過ではあるが備忘録として自分なりのコツを記述していこうと思う。

目次

クロールのまえにまず浮くことをすこしでけ考えてみよう

水泳を始めてみてわかったことだが初心者の成人男性が水泳を始めるのはきびしい。
成人男性は水に浮かない。慣れている人なら浮くが初心者はまず浮かない。

理由としてまず骨密度があるらしい。女性と違って骨密度が高いのでその分浮力が劣る。
次に筋肉量がある。一見痩せ型に見えても成人男性の場合そこそこ筋肉がある。
日頃鍛えているならなおさら重い。こちらもやはり脂肪より筋肉のほうが重いといわれている。
したがって初心者の成人男性は沈む。特に下半身は沈む。
背が高いとそのまま床に足がつく。
オッサン初心者がまずやるべき課題はいかに下半身を沈まないようにするかだ。
おそらくまともなコーチならがんばってあなたを浮かせようとするだろう。
しかし信じてはいけない。あなたのコーチは幼少期から水泳をしていたり、10代の頃に無茶苦茶泳いだアスリートだったり、女性だったりする。
わかっているふりをしていても浮かないという感覚は絶対に理解できない。
だから教科書は脇においていかに下半身を沈まないようにするかを優先させよう。

コツ1


とにかく上半身を沈ませよう。
これは力学の問題だ。教科書通りなら胸のあたりを支点にする。しかし初心者はへそでも腹でもどこでもいい。とにかく身体の中心あたりを支点にして上半身を沈ませればそのぶん下半身は浮く。
手は水面や床ににたいして水平ではなく斜め下のほうにむけるようにしよう。

コツ2


バタ足を水面にむけて蹴る。
これも教科書どおりではない。きっとコーチは床にむけて蹴るのが大事と教えるだろう。とくに背泳ぎなどは。
しかし超初心者の場合、バタ足で推進力なんかつけなくていい。
ただひたすら床につかないように足を水面にあげられればいい。
25m足がつかなければ成功したことになる。
さいわいオッサンは腕力はある。だからぶっちゃけプルだけでも進む。
足は沈ませないためのバタ足。(もちろんこれは超初心者むけの発想で中級者くらいになったらやっぱり推進力は欲しい)

コツ3


これができれば世話がないが力を抜く。
いや抜けない。初心者は力が抜けない。
筆者もいまだに抜けない。
個人的には何年も泳ぎ続けるしかないと思っている。

伏し浮き


伏し浮きとは主にうつぶせになって水面に浮くこと。
仰向けもある。

成人男性の初心者にとって伏し浮きはもう別ジャンルの競技と思ったほうがいい。
そのくらいたぶん難しい。
若い頃にやった経験のある人ならできると思う。
しかし筆者のように完全に初めてだとまず不可能。

いろいろ試行錯誤したり調べたりするとある程度コツがあることがわかった。
まず筋肉質の男性の場合、長い時間下半身を浮かせておくのはかなり難しい。
だから数秒でも浮けたらOKと思っておいたほうがいい。
コーチによっては男性は浮けなくてもいいと言ってくれる場合もある。

次に両腕を水面から出してしまう。
実はこれでバランスがとれる。
腕を水面より上にあげるとそれだけ浮力がなくなり重くなる。
その分 上半身が水中にさがり、胸を支点として下半身があがる。
実際にアスリートの伏し浮きを見てみると男性の腕はあがっている。
これでなんとか伏し浮きができる。

慣れてくると短い時間でも浮いていられるのでその後の練習が楽になる。

どうしてもバランスがとれない場合はプルブイをつかってみよう。
プルブイとは股にはさむビート版みたいなやつだ。
これがあると初心者成人男性でも伏し浮きができるようになる。

【アイキャッチ画像:Stefan KuhnによるPixabayからの画像】

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