Thank you 画像提供 PIXABAY 撮影 minh1857様
50代で大型二輪免許取得に挑戦してみた
50代で大型二輪免許 限定解除を取得しました。
挑戦してみたい人のために記憶のあるかぎりコツなどもふくめてここに残しておきます。
目次
- 大型二輪免許取得以前の筆者のスペック
- 教習所に行くべきか 運転免許センターで一発合格をめざすか
- 現在の自動車教習所のようす
- 各コースについて コツなど はじめに
- 発車、降車
- 8の字
- 一本橋
- 波状路
- 急制動
- クランク
- S字
- スラローム
- 坂道発進、踏切
- まとめ
大型二輪免許取得以前の筆者のスペック
このページを読んでいるかた それぞれに条件がちがうと思うので先に筆者のスペックを載せておきます。
男性でそこそこ身長あり。(教習用の750cc CB? NC? は両足が地面につく)
同年代(50代)とくらべて身体能力にやや自信あり。ただし若い頃はスポーツが苦手だった。
10代で中型二輪免許を取得している。
20代まで250ccを運転していたが理由があってそれ以来いちども運転する機会がなかった。
したがって30年ほどブランクがある。
ざっとこんな感じです。
教習所に行くべきか 運転免許センターで一発合格をめざすか
結論からいうとどちらでもいいとおもいます。
若い頃からずっと乗っていて自信があるなら免許センターで一発合格もハードルは高くないとおもいます。
東京しかわかりませんが鮫洲の運転試験場では予約すれば練習もできます。
【警視庁当該ページへジャンプ】
それから章題では一発と書いていますが2、3回落ちても恥ずかしくないとおもいます。50代ですから。
筆者は上で書いたように30年くらいブランクがあったので迷わず自動車学校にいきました。
現在の自動車教習所のようす
むかしは大型二輪の免許をとるのはどう考えても無理な話で国は取らせる気ないだろうというものでした。
結局 仕事で必要な人が合宿に参加するか、よほど金と時間に余裕のある人が趣味で取得する程度でした。
現在は法律が変わってたいへん取得しやすくなりました。
40年ぶりくらいに自動車学校にいきました。
昭和や平成初期のころは自動車学校の教官といえば態度がわるい。学校にいくのは技術や知識を習得するためではなく忍耐力をつけるためなんていう話がまことしやかに語られたりしました。
現在はどうかというと教官の態度はすこぶる良くなっています。
たいへん丁寧で、教官によっては論理的な説明がうまくて、なにより50代のおっさんにたいしてとても熱心に対応してくれました。
とはいえ人間ですからなかには昭和の香りがする変な奴もまじっています。
筆者は初日に言葉と煽りでいじめられてコケました。どうやら常習犯らしくて別の日にもやっぱり初日の人をコケさせてた。
まあ人が多くなるとひとりくらいはこういうのはいます。
ですが変な奴を除けばほんとうに礼儀正しくて丁寧な対応の人ばかりでした。
技術も知識もたくさん身につけなければいけない難しい仕事なのにもっと給料を上げてあげてほしい。
学校によっては教官をえらべるシステムもあるようです。
そういう教習所をさがすのもいいですね。
窓口のほうも丁寧な人ばかりでした。冗談も通じますし。
ただし気をつけなければいけないのは窓口には同年代の元教官なんかもいることです。
こういった連中は総じて昭和の教習所のにおいを漂わせています。そういえば教官のほうもいじわるなのは年寄りばかりでしたね。
若い人はみなさん親切でした。
それと現在はIT化がすすんでいるので窓口対応はほとんどストレスがありません。
各コースについて コツなど はじめに
後述しますが老いによる衰えはハンパないです。
10代で中型を取得したときには「この程度のコースで失敗する人っているのかな?」とおもっていましたが、30年のブランクのあと50代で再開するとコースによってはぜんぜんできない。びっくりするくらいできない。めちゃくちゃ落ち込みます。
でも大丈夫。
とっておきの方法をおしえます!
筆者は最終的には若いひとにまじって むしろめちゃめちゃ巧くなってた。
教官も太鼓判を押すほど巧くなってた。
ではどうやって切り抜けたのか。
筆者が苦労したすえに到達したのが、
小脳を鍛える! です。
これバイクとは関係なく、このサイトにたどり着いたすべての50代以上に試してほしい。
よく言われているのはやった直後に目の前が明るくなるとか、視野が広がったように感じるとか。
筆者の場合、顕著にあらわれたのは歩幅でした。
筆者は子供が歩く年齢になって、子供の歩幅にあわせて歩くようになって以来 歩幅がちいさくなり、なぜか子供がおおきくなっても歩くのが遅いままでした。
ジョギングやスクワットなどをずっとやってきましたが、効果がなくいつも後ろの歩行者から抜かされます。
このような状態が数十年つづきました。
しかし小脳を鍛えるトレーニングをした翌朝からはっきりと自覚できるくらい歩幅が若いころにもどっていました。
下半身の筋力の衰えではなくて小脳が衰えていたのです。
小脳の衰えは気付きづらいので30代からはじまるそうです。
ぜひみなさんも試してみてください。
くわしいことは YouTube におゆずりします。
「小脳、鍛える」などで検索してみてください。
ここでは文章だけで説明をこころみますね。
まずペンを立てるようにもって その手を前方にのばしてください。
そしてペン先から視点をはずさないように首を前後に振ります。うなずくみたいに。
身体を傷めないようにさいしょはゆっくりでいいです。
慣れたら速くやってみてください。
それができたらこんどはイヤイヤみたいに首を横に振る。
ぜったいにペン先から視点をはずしてはいけません。
それから右斜めと左斜め。
人によってはこの時点で目の前があかるくなったように感じることがあるようです。
ほかにもいろいろなやりかたがあって筆者は楽にできそうなのをえらんで毎日やるようにしています。
とうぜん二輪免許のコース制覇にも役立ちます。
では次から具体的にコースごとの対策を紹介します。
発車、降車
バイクに乗り慣れている人ほどぶつかる最初の難関ですね。
後方確認とかはやるでしょうけど公道を走っているときなら?な奇妙なお作法がたくさんあります。
右足を着くな。
ミラーを左右とも触れ。
グリップは5本の指で握れ。
たとえニュートラにしていてもエンジンを止める前に降りるな。
その他 細かい指示があります。
左右確認を大袈裟にやるなんかもそうでしょうか。
あとニーグリップもよく言われるかな。ただ二―グリップは実際に走っているときにもやったほうが良いと思う。
現実世界ではちょっとうーん?なものもありますが、これはもう従うしかない。なぜなら減点されるから。
最初はイラっとくるかもしれませんが免許を取るための演技だとおもって慣れましょう。
慣れてくるとちゃんと公道で走るのと免許取得用の演技とを使いわけられるようになります。
未経験はこれに加えて信号確認、周囲確認、ウィンカー、クラッチ、ギアチェンジ、加速、減速ありますからたいへんです。
経験者はここらへんは無意識にできてしまう範囲なんで。それとくらべたら。
あと降車時にバイクを倒してしまうと一発で失格です。
さすがに大型では見ませんが、中型の試験ではたまに見かけました。
8の字
筆者の場合は試験の範囲に入りませんでした。しかし講習ではくどいくらいにやらされました。
そして筆者のようなタイプにとって最初の難関ではないかとおもいます。
それというのもけっこう速いスピードで通過しなければいけないからです。
ではコツを。
コツは目線です。
雪国の人ならスキーとかスノーボードの感じでまちがいないです。
すぐ目の前ではなくかなり先のほうを見たほうがうまくいく。
前輪から円の直径を描くように線を引いた(円の反対側)くらいでもぜんぜんOKです。
もうひとつの円のほうに行くときもおなじで常に目線は遠くです。
問題のスピードは慣れます。ブランクがなく普段から公道で走っているならとくに問題ないとおもいます。
それから私だけかもしれませんが、若いころ乗っていたバイクがほとんどハンドルきれなかったので癖でハンドルをきらないというのがありました。
公道では別になんともないですが、8の字やクランクなんかだときっちりハンドルきったほうが曲がれます。
教官によっては体重移動でと説明する人もいますが、それはハンドルをきったうえでの体重移動とおもったほうがいいです。
一本橋
大型は10秒以上、中型は7秒以上で通過しなければなりません。
1秒ごとに原点されます。
出ました!
50代以上が最も苦手とするコース。
でも安心してください。
ぜったいにできます。
筆者は最終的に余裕で通りました。
よく動画サイトなどでアドバイスされているのは50代以上は無理せずスピードを出して走り切ってしまえというものです。
もちろん他のコースで減点しなければこれでも合格します。
でも筆者のやりかたなら10秒以上よゆうでクリアします。
実際に筆者は最終的に11秒くらいで通っています。
50代以上でもできるんです。
まずはこのページの『各コースについて コツなど はじめに』を読みましょう。
50代以上は小脳を鍛えるところから始めましょう。
遠回りのようでも絶対にこっからやったほうが楽です。
一本橋の手前にまっすぐ停車します。
たぶん姿勢をよくしたほうがいいです。
おそらく身体をすこしまるめる姿勢でと教えられるとおもいます。
しかし50代は腰が曲がっている場合があり発車するまえにすでに身体が斜めをむいていることがあります。
そうすると姿勢をたもてなくなります。
あと姿勢をよくすると目のたかさが高くなり遠くを見やすくなります。
上で書いたように視線は遠くです。一本橋を降りたずっと先のほうを見ます。
いきおいよく坂道をのぼります。
ベストなのは前輪が坂道にはいった時点で後ブレーキを踏むことです。
これでほぼ勝ちです。
大型は半クラッチで最後までいけます。アクセルはいらないとおもう。
一本橋にあがったらすぐにハンドルを左右に小刻みに揺らします。
これも50代以上の人は無視してしまえというアドバイスがあります。
しかしこれをやったほうが確実にバランスがとれます。
トンカチの重いほうを上にして手のひらでトンカチを立ててバランスを取ったとき手を小刻みに揺らしますよね。
それとおなじであらかじめ小刻みに揺らしたほうがむしろ楽です。
一本橋もおなじで最初からハンドルを左右に揺らしたほうがバランスをくずしそうになってもリカバリできます。
あと教官によっては左右に動かせばそれだけ微妙に長い距離を走っていることになり結果として時間を稼ぎやすいと説明する人もいます。
よくやる手ですが頭のなかで数えて足りないとおもったら一本橋を降りる前にブレーキを踏むというのも適宜やります。
ブレーキは後ブレーキのみです。
あまりこれに頼り過ぎるとエンストしたりバランスをくずして足がついてしまうことがあります。
最後のブレーキは調整くらいにして真ん中でしっかり時間を稼いだほうがいいです。
波状路
5秒以上で通過します。
これはできるとおもう。
立ちあがるので重心が低くなってやりやすいです。
波状路の手前で立ちあがります。
目線は下と言われますが、すこし視野をひろく持つ感覚で下を見つつも前に意識をもっていったほうがバランスを崩さない気がします。
マニュアルどおりで説明すれば前輪が山を通過した直後に後ブレーキ。そして山に前輪がぶつかった直後に軽くアクセル。また前輪が山を越えたらブレーキ。
ですが。実際には半クラッチでバランスをとりながら進めば5秒になります。
大型は馬力あるのでアクセルいらない。また半クラッチで調整すれば5秒ならばブレーキいらない。コースの矛盾ですね。
前ブレーキはNGです。アクセル全開も危険なのでNG。
バランスを崩したり、コケたりする人はきれいにまっすぐ走ろうとしているからかもしれません。
実際にめのまえで教官が走りを見せてくれたり、動画配信サイトでプロの技術を見たりするとけっこう左右に揺さぶられていてハンドルをこまめに動かすことでバランスとってます。
こうやって分析すると一本橋と似ているかもしれません。どうしても苦手という人はやっぱり小脳きたえてください。
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