【 大人を遊ぶ。ありきたりな日常を冒険する 】
【 Enjoying adulthood. Adventure at ordinary days. 】
COOLな大人なら緊急時に慌てずAEDを使えるくらいが格好いい。
ここではAEDの使い方および肋骨圧迫のやりかたと消火器の使い方についても紹介していく。
目次
AEDとは
Automated External Defibrillator の略。
日本語では自動体外式除細動器と呼ばれる。
心室細動の心臓に対し電気ショックをあたえることで正常な動きに戻す機械のことをいう。
主に公共の場所に設置されている。
肋骨圧迫およびAEDの使用方法
AEDが必要と思われる人が倒れていた場合、以下の順番でAEDを使用する。
- 倒れている人のそばに近づいて声を掛けてみる。
- 意識がない場合、相手が呼吸しているか口元と胸の動きで確認する。
- 呼吸していない場合、周囲の人に助けを呼ぶ。最低2人来てくれるのがベター。
- 最初に来た1人目の人に救急車を呼ぶようお願いする。
- 2人目の人に近くのAEDを持ってくるようお願いする。
- お願いした2人が指示に従って動いているあいだ肋骨圧迫を試みる。
- 2020年1月現在ではマウストゥーマウスの人工呼吸は推奨されていない。これは感染症のひろがりを防ぐためである。
- AEDが到着したら電源を入れる。ここから先は実は機械のほうですべて指示してくれるので意外に簡単。
- 機械の指示にしたがって倒れている人の胸にパッドを貼る作業にはいる。まずはパッドに付いたシートをはがす。慌てているとこれ意外と忘れがち。
- 倒れている人の服の下から胸の右上方と心臓の下あたりにそれぞれ貼る。実は2枚のパッドのあいだに心臓がくればどんな貼り方をしてもかまわない。特に身体の小さな子供の場合、胸と背中に付けたほうがパッド同士が付く危険性がなくてかえってよいとされている。パッド同士が付くのはNG。
- 機械の指示にしたがって倒れている人から離れる。間違っても触れてはいけない。
- 以降はAEDの指示に従って必要なら心肺蘇生を繰り返す。
- 救急隊に引き渡し。
肋骨圧迫(心臓マッサージ)開始。倒れている人の胸のあたりに両手をひろげて重ねるように置く。
筋力のある男性の場合、力をいれすぎて肋骨が折れてしまう可能性がある。また反対に弱すぎるとせっかくやっても意味がない。押して胸がパカッパカッと動くくらいの感覚で数を数えながら押してゆく。一般に5cm圧迫するのが目安と言われている。また1分間に100回を目安にして圧迫する。
周囲に人がいる場合、疲労の度合いに合わせて交代でやったほうがベター。
AEDの使用方法に関しては消防署の主催する防災訓練や地元のイベントなどで結構やらせてもらえる機会があるので
照れずに一度訓練を受けておくことをお勧めする。一度経験しておけば知識として知っているよりも自信が持てる。
消防署の主催する防災訓練では大抵AEDの訓練とともに通報の訓練、消火器の訓練もセットで行われる。
以下で消火器の使い方も説明しておく。
消火器の使用方法
- 消火器をもって火災現場へ。消火器はかなりの距離消化剤を飛ばすのでそれほど近づかなくてもよい。一般に7~8メートルといわれている。
- 消火器を床に置いてピンを抜く。腕力に自信があればもったままでもOK。
- ホースをもって吹き出し口を火に向ける。
- レバーを押すと消火剤が勢いよく出る。
- 消化。
たいへん不謹慎ではあるが消火器訓練は少年の心を持った大人にとってはワクワクしてしまう瞬間ではある。
こちらもいざという時のためにチャンスがあれば訓練しておくことをお勧めする。
さあこれで貴方もいざという時に頼もしさを発揮するCOOLな大人だ。