東京スカイツリーにある千葉工業大学の実物大ガウォークを紹介。
目次
実物大ガウォーク
場所は東京スカイツリーの中にある千葉工業大学。
実物大のバルキリー。
VF-25F。一般的に有名なバルキリーが VF-1 なのでこれは続編に登場する後継機らしい。
デザインはスタジオぬえの河森正治。
ガウォーク形態で足の部分までは再現されていない。
正面。汚し方がリアル。
左腕。細部までこだわっていて本気度が伝わる。
右手。マニピュレーター。
変形ロボットであるバルキリーは当初人型のバトロイド形態と飛行機のファイター形態しかなくガウォークは存在しなかった。ガウォークは実は偶然の産物なのだ。
『超時空要塞マクロス』は企画段階から変形が売りの玩具が先行して考えられていた。
ある日、試作品の玩具を使って打ち合わせをしていた際に、変形させている途中で間違って飛行機形態の状態から足がはずれて鳥のような姿になってしまった。「あれ? これもカッコいいね」ということで人型と飛行機型の中間の第3の形態が採用。バルキリーの代表的な姿となった。
天鉄刀
同じ展示室内にある天鉄刀。
ちょっと画像がボケてしまった。
以下展示室内にある説明文。
天鉄刀(てんてつとう)
隕石から生まれた日本刀「天鉄刀」
約4億5千万年前に宇宙から飛来した鉄隕石を現代の日本刀の名工(刀匠)、吉原義人(よしわらよしんど)氏が鍛え上げ日本刀を完成させました。それが天鉄刀です。人類が最初に出会った鉄は鉄隕石であったとも言われており、この天鉄刀はまさに人類の生み出す技術と宇宙との関わりの象徴です。天鉄刀を常設展示にて公開するのは世界初。使用した隕石(鉄隕石)「ギベオン(Gibeon)」とともに展示します。隕石から生まれた至高の一品をご鑑賞ください。
THE SWORD OF HEAVEN
(“TENTETSUTOU”)
A Japanese sword foged from a meteorite, the “Sword of Heaven”
The famous modern-day Japanese swordsmith Yohindo Yoshiwara forged a Japanese sword from an iron meteorite that fell from space about 450 million years ago.This is the Sword of Heaven. It is thought that the first human encounters with iron were with iron meteorites, and the Sword of Heaven truly symbolizes the relationship between human technology and space, This is the first time that the Sword of Heaven has been put on perm anent public display. It is displayed alongside the “Gibeon” meteorite (iron meteorite) from which it was forged. Be sure to view this exquisite work crafted from a meteorite.
実をいうと日本刀は隕石からだけでは作ることができない。
また定義からいっても隕石のみでできた刀剣は日本刀とは呼ばない。
そのためこの刀は純度100%の隕石ではなく他の鉄(たぶん玉鋼)も混ぜられている。
また天鉄刀は1本だけでなく2本製作されている。
1本はご覧のように千葉工業大学のスカイツリーキャンパスに、もう1本は漫画家の松本零士の自宅に収められている。
ちなみに刃がはいっているのか展示室職員に質問したところ、そちらの知識が乏しかったらしく答えが得られなかった。おそらく刃ははいっているだろう。
千葉工業大学のキャンパスにはこの他にもロボットやはやぶさ2の実物大模型など興味深いものがたくさん展示されている。
なかでも筆者が気に入ったのは 災害対策ロボットを実際に操作するブースと AI のハナノナである。
ハナノナは図鑑や写真の花を見せるとそれが何の花なのか AI が判断し名前や特徴などを答えてくれる。
実際に AI の将来を体感できる貴重な体験だ。
正解率はまずまずで判断しづらい写真だとたまに間違えてしまう。
そこが可愛らしい。
マップ
東京スカイツリー ソラマチ 8F
入場無料