Thank you 画像提供 PIXABAY 撮影 minh1857様
急制動
時速40km以上で走って、決められたライン(制動開始地点)からブレーキして決められたラインの手前でストップします。
大型の場合は11m先にラインがあります。
雨天時には距離が長くなります。
こちらも公道を走っている人ならなんでもないとおもいます。
自動車学校や運転試験場のコースはいずれもせまいので速く感じますが実際には40kmです。
たとえば2車線以上の比較的スピードを出しやすい公道で前がトラックなんかだと信号は見えません。
それでトラックに合わせて40kmで走っていて前のトラックが赤信号にあわせてストップすると、だいたい急制動とおなじかんじでこちらもストップします。
ですから公道慣れしている人にとってはこれ日常でやっていることです。
筆者は前ブレーキを先に強く握る癖があったのでこのコースでちょっとおもしろい実験をさせてもらいました。
後ブレーキだけで急制動するとか、クラッチ握らないでやっぱり後ブレーキのみでわざとエンストさせるとか。
大型は安定感があるのでこういうこともできます。
コツ【1】は早めのギアチェンジ。すぐ2速。ちょっと加速してまたすぐ3速。
コツ【2】は早めに40km以上だしちゃう。制動開始地点まではブレーキNGだけれども、じつはもうアクセルをもどして事実上 減速している。
あまりスピードを出し過ぎると注意されます。
コツ【3】あわてない。早めに40km以上。メーター見て40でてるなとおもったらアクセルをもどす。ラインのところでブレーキ。バイクの性能からいってどうやっても11mで止まる。
慣れてきたらちょっと11mでは長すぎるかんじがしてくる。
クランク
たぶん8の字を抜かしたら一本橋のつぎに50代以上が苦しむコースだとおもいます。
筆者もここで2度 試験を落としました。
いちばん大事なのはコースの直角にまどわされないということですね。
実際にはS字とおなじように大きく右と左にカーブを曲がるだけです。
2度も落ちたのに偉そうな書き方ですね。
中型からストレートに大型にすすむ人はもしかすると曲がりづらいと感じるかもしれません。
大型やっぱりこういうコースはたいへんですね。
コツはやっぱり視線です。
入口にはいる直前にコース全体を見たほうがいいとおもいます。
あたりまえですけどウィンカーは忘れずに。
試験では1速でも2速でもかまいませんが、こちらも謎のお作法があって 大型だったら2速でいけという暗黙を強要されます。
はやめにウィンカーもどしたほうが気持ちが落ち着きます。
直角はまやかしです。あくまでS字でいきましょう。
コツ【1】入口にはいる前の視線は最初の直角の手前ぐらいが良いとおもう。円を描くように侵入します。
コツ【2】侵入したらすぐに直角を曲がった先に視線を移します。
コツ【3】曲がるときにはふくらんでカーブしているとおもいます。そのとき一瞬このまま進んだとして反対側の壁にぶつかる点を見ます。こうすることによって反対側の壁によせて余裕をもって次の直角に挑めます。
コツ【4】一瞬ぶつかる先を見たらすぐに次に曲がる直角を見ます。そしてまたすぐ曲がった先に視線を移動させます。
筆者は片目が悪いのでこの2度目のカーブのときに後輪にパイロンが触れてしまいました。
コツ【5】2度目の直角のまえにコースの出口を見ます。
余裕をもってウィンカー。
左右確認。
じつは試験では1回だけなら足を着くのは減点にならないそうです。2回 足を着いたらその時点で2回分を減点されて以降は普通に1回ずつ減点されるようです。
倒れるくらいなら足を着いちゃうのもありかもしれません。
S字
こちらは問題ないとおもいます。
あえてコツをいうならやっぱり目線ですね。
コースに入るまえとコースから出るときにはウィンカーを忘れずに。これも公道はしっていると自然とできる。
もちろんですけどコースからでるとき左右確認します。
スラローム
こちらも意外と50代以上の大型二輪挑戦者にとっては難関です。
それというのも大型の場合7秒以内で通過しなければいけないからです。
7秒以上になると減点されます。1秒ごとに5点減点だといわれています。
またパイロンに当たっても減点もしくは中止になります。
ゆっくりのスピードなら経験者なら問題ありません。しかし大型のような重いバイクで7秒はけっこうシビアです。
そもそもにおいて国家試験で大型バイクをスピード出させて蛇行運転させるとはどういう了見?
しかし経験者だからこそですが、たぶん慣れるとこのコースがいちばんおもしろいのも事実。
慣れるまではスタート地点のパイロンの手前で減速したくなりますができればむしろ加速して入りたいです。なんせ7秒しかないので素早くスタート地点を通過してそのあと機械的に動いていきたい。
自動車学校ならスラロームで半クラッチはするなと教えられるとおもいます。慣れないとクラッチに手をそえずに突っ込むのはけっこう怖いです。これも慣れですね。
コツはやっぱり視線です。一般的には手前のパイロンから2つ奥のパイロンを見ようと言われます。素早い動作が必要なので必ずしもそうならないときもありますが、おおよそそれを意識しておけば危なげなく通過できます。筆者の場合は怖くなって手前のパイロンを見てしまうと実際に接触したり転倒したりしてしまいました。
※ 高齢者は視野が狭くなっている場合が多いです。筆者もそうです。ふだんから視野をひろく見ることを意識しておくとスラロームやクランクでパイロンをひっかけづらくなります。
理想的なのはスピードを落とさず侵入。目線はなるべくゴール方向、2つ向こう側のパイロン。
車体をおおきく傾けます。中型のほうが楽に倒せますが大型のほうが安定感があるので意外と倒れません。
※ また私だけかもしれませんが一度コケると度胸がついておもいきって車体を倒せるようになりました。
そしてこれもあくまで個人的な意見ですが・・・二―グリップをするのは当然ですけど、たぶん傾けるほうの外側(曲がる外側)のほうだけ力をいれて内側はゆるめたほうが曲がりやすい。レースでプロのライダーがやってるあれですね。
すくなくとも筆者はそっちのほうが曲がりやすかった。
一般的には余裕をもつためにパイロンをこえるとすぐに曲がって次のパイロンの手前、余裕をもてるだけのスペースのある場所をめざして走れといわれるはずです。
筆者もそれを心がけていました。時間が限られているのでどうしても焦ってしまいます。だからこそ余裕をもてるコース取りはしたいですね。
コースを曲がりはじめるとすぐにブンとアクセルを捻ります。
ブン、ブン、ブン、ブンというリズムで捻ります。
できなくても良いです。でもこれできると凄くカッコイイ。
ほんらいこれは倒れたパイクをおこすための技術です。教官によっては軽くひねったぶん少し速くなるので7秒にちかくなるという人もいます。
うまくタイミングが合うと実際に倒した車体がおきあがるのを体感できます。
タイミング合わなくてもやるのとやらないのとでは印象がちがいます。あくまで都市伝説的な話ですが一説には落ち着いて堂々と慣れた運転をしていると試験の減点具合が甘くなり、おどおどして落ち着きがないと辛口になるという説もあります。
なによりブン、ブン、ブン、ブン、ブーンとやるとカッコイイ。
上でブーンと書いたようにスラロームを抜けたら加速して一気にゴールを示す2つのパイロンのあいだを走りぬけます。この最後の加速はとても大事です。
坂道発進、踏切
こちらも公道を走り慣れているなら問題ないですね。
特定のバイクしか乗ったことのない人が自動車学校のバイクを乗ったなら坂道発進時の半クラッチがわかりづらいかもしれません。
でもむしろいろいろなバイクや自動車を運転したほうが経験値はあがりますから。
踏切もいまさら問題ないとおもいます。
それと右折、左折のときも曲がる円が大きすぎたり小さすぎたりすると注意されます。こちらも公道経験者なら減点されるほどそれることはないとおもいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
コツはけっきょくのところ基本にもどることですね。
視線はつねに進みたいほうにむける。
二―グリップを忘れない。
リラックスして運転する。
もし挑戦したいかたいらっしゃいましたら私もできましたから貴方もぜったいできます。
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